実在都市作成日記 NAGOYAを再現しよー by tkiyoto | ||||||||||||
その6 | ||||||||||||
9月9日(台風間近) 都市の中心はどこ? さて、そろそろ作業に取りかからないといけない。当初の予定では今ごろには完成しているはずだったのに・・・世の中思い通りにはいかんもんですな。 今回からやっとSimCityを使おうと企むわけだが、まず最初の問題は地形データを利用しないので(※1)どこから作り始めるかということだ。名古屋城から作り始めるというのはその3で言ったとおりだが、その名古屋城をどこに配置するかがポイントになってくる。また、それを決めるのに名古屋のどこの部分をSimCityで再現するか(名古屋の面積はSimCityのマップサイズより大きい)というのが大きく関わってくる。なので名古屋の地図を引っ張り出してきてどれぐらいの範囲をどこを中心とするべきかを決める。 その前にSimCity3000のマップのサイズを掲載すると マップの一辺:64(m)×256(タイル)=16384(m)=16.384(km) マップの面積:16.384(km)×16.384(km)=268.435456(km2) ちなみに名古屋市のサイズはというと面積が326.45km2で、SimCityと違い真四角の地形ではないのだが、最大の距離が東西、南北共に大体25kmとなり、一応SimCity3000のマップを中に入れることが出来る大きさとなっている。その為、名古屋の地図を見ながらどの部分を切り取るか考えないといけなくなってくる。そこでまたProAtlas2000(※2)を使ってSIMCITY3000の一辺「16km」は名古屋にとってどれぐらいなのか測ってみた(地図スキャンは作業しにくい)。 青い線が16kmを表している(赤線は名古屋市自体)。なんでこんな変な青線のひき方をしてあるかというと、名古屋の東西の一番くぼんでいるところ(西枇杷島町あたり※3)は16kmに満たないので、広そうな所を合わせたらこうなったと言うことだ。南北は北東の守山区だけ突出しているのでそこを除外して(守山区の方ゴメンナサイ)考えて一応港が作れる範囲を考えたらだいたいこうなったという感じだ。 してこの地図を一応一辺16kmで切り取ることにした。そうすると、 |
※1:DEM(デジタル地形地図)という国土地理院のを買わないといけないのでめんどくさくなった。アメリカのようにタダにして欲しいものである。また、地形通りに作るのではなく今回は町並みを中心として作るため地形はまっさらな状態から始めることにした。 ※2:アトラス社が販売している高機能地図ソフト。DVD版やGPSユニットなども出ている。現在の最新版はProAtlas2002。 ※ProAtlas2000はアトラスの登録商標です 地図の複製は禁止されています
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※3:昨年9月に起きた東海豪雨の中で最も被害を受けたと言われる場所。西枇杷島町は西春日井郡なので名古屋市とは違うのだが、名古屋市には西区枇杷島町という場所があるためかなり混同されている模様。同じ川の河畔でも名古屋市内向きと外向きの河畔では堤防の高さが違うという。市街地を守り、田畑(現在は住宅地)は二の次の(昔の)政策がそのまま生きていたための災害だとも言われている。 | ||||||||||||
※4:名古屋インターチェンジ(IC) 日本一交通量の多い高速道路東名高速道路の名古屋出入口。本郷、上社と経由して東名阪自動車道へ行くことができる。名古屋の中心からえらく離れたインター。 ※5:楠ジャンクション(JCT) 東西方向には東名阪自動車道とその下を通る国道302号、南北には名古屋高速(地図中の緑の線)とその下を通る国道41号が交わるジャンクション。大体混雑している。 ※6:名古屋港 港。南極観測船ふじの展示が有名だったがその地位も水族館やらに抜かれてしまった。トヨタの車の輸出入によって栄えていた。 |
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こんな感じになった。作業中に、よく見ると名古屋インターチェンジ(※4)、楠ジャンクション(※5)、名古屋港(※6)がぴったり収まるようだったのでその部分で切り取ってみた。残念ながら名古屋の西の端の方にある名古屋西JCTは入らなかったのでまたの機会にお願いすることにする(なんだよ、またの機会って)。 さて、こうすると名古屋城が・・・おおうよくみるとえらいびみょ〜な位置にあるなぁ。置く場所を一歩間違えるとインターとか消えちゃったりしてね(笑)。そうならないように所々デフォルメしたりしますが、何より心配なのは誰も走らない高速になりそうで怖いです。 ま、なんとかわかってきたので次回はSimCityを使って実際に作っていくことにしましょうか。 |
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