実在都市作成日記 NAGOYAを再現しよー by tkiyoto | ||||||||||||
その10 | ||||||||||||
5月19日(晴) 川をどうするかは・・・・ もうこの企画も一周年となってしまったというイヤな現実を見たので、これから心を入れ替えて週刊ペースで出す予定ですので夜露死苦(死語)! さて前回、次回は「川」だよ、と引きを作ったワケなんですが、名古屋には一体どれだけの川が存在するのでしょうか? といっても川なんて支流も含めたらたくさんあるので、こちらを見た方が地図と一緒になっているので手っ取り早く理解できるかも知れません(名古屋市「なごや川プラン21」より)。手抜きって言わないで下さいよ。 ちなみに名古屋市の水道は木曽川(※1)から水を引っ張ってきているわけですが、名古屋に隣接しているわけではないのでいりません。この水道の権利等には水道システムを作るときにでもお話ししましょう。 そんなわけでいくつかの川が存在するわけですが、これらは決して幅の広い河川ではありません。例えば堀川は30mにも満たないところがいくつもあります。というわけで選定に困るわけです。すべてを再現しようとすると川の面積が非常に巨大になるからです。 ではどうしましょう? とりあえず、名古屋港に流れる川は採用しましょう。直接名古屋港に流れ込む川は・・・(説明文は使いやすさを考えフレーム内にしましたが、当サイトのものではありません)
・・・・ありませんでした。なんて無駄な作業でしょう。とにかく良かったのですが、今後これらの川がどこまで、そしてどの支流をどう再現するかがポイントになるということになります。 さて、なぜ64m以上必要なのでしょう?SimCity2000や3000をやったことのある人ならおわかりになられるかと思いますが、1タイルで川を作ることは不可能なのです、残念ながら。 というのも、これらは地形の高低という要素を組み込んだため、川を作ろうとしてしまえば、2つ以上のタイルによって「くぼみ」を作らないといけない(1タイル内で「くぼみ」は作れない)のです。例え水ツールを使って再現するにしてもそれは不可能です(※2)。 そうなると64m×2=128mの幅でなければおかしくなるわけですが、そんな細かく川の幅を計っていくことは出来ません。やはりここでも必要性について考えなければならないようです。 SimCity3000にて川(水辺)の起こす影響は
地価は意図的にやるものでもないし、水源は前述したように木曽川が基本なので考慮しなくてもいいのですが、下水処理施設(市内に15箇所)が川沿いにあるので、せっかくSimCityにある施設(※3)なので極力再現したいと言うことで、そういうことも考慮に入れなければなりません。
SimCity2000、3000の橋は周辺に多くのスペースを必要とするので、大きな川以外には使わないようにしたいと思います。市街地の橋はそういうことでそこに水タイルをひかない「なんちゃって橋」にします。 こんなに川で苦労するのは、そもそも物流の流れとしての市街地運河という物の考え方がアメリカにはないのでしょう。運河があっても巨大な物、というケースが多いようです。これは広い国土ということも関係してますが、生活レベルの物流が船でなくても良かったとも言えるでしょう。 もっともこんなに川の多い国も珍しいと思いますがね。水がありすぎれば水に対するありがたみが薄れる、ということですかね。 次回は名古屋城周辺に戻って堀川を考えてみることにしよう。 |
※1:濃尾平野を支える豊富な水量を誇る木曽三川(木曽川・揖斐川・長良川)の一つ。愛知県の県境を通る。流域面積の9割が山地ということで水質はよい。名古屋の水が大都市の割にきれいなのはその為。ちなみに木曽川・長良川中流域は共に名水百選。 国土交通省河川局内の説明は→こちら |
|||||||||||
※2:細い川の再現
また、わかりにくいが、
|
||||||||||||
※3:SimCity2000から登場。設置費用は高いが一気に水質を改善してくれるという優れものの施設。実際にも無ければ大変なことになる施設。
|
||||||||||||
参考Webサイト 名古屋市公式サイト内「なごや川プラン21 名古屋市 上下水道局 国土交通省 河川局 |
||||||||||||
|