[#007] | ||||||||||||||||||||||||||||
3大地区の区画 | ||||||||||||||||||||||||||||
(02/04/07) | ||||||||||||||||||||||||||||
アメリカは土地の用途を指定する用途規制に「ゾーニング」という手法をとっています。zoneにingを付けたもので、ゾーン分けすることを示しています。説明は[#006]で行ったのでいいと思います。 用途というのはいったいどういうモノなのでしょうか? 「ここは住宅」とか「こちらは工業」というような種類分けも当然そうですが、密度なんかも用途分けになると思います。「こちらは住宅に近いから工業地区でも小規模なモノしか作れなくしよう」とか、「低密度の住宅では住宅需要に合わないので、高層マンション群を作ろう」というようなものがそうですね。 SimCityでは用途を区画で行いますが、それは現実でも同じようになっております。 現実の世界でもそうなんですが(日本でもアメリカでも)、住宅系・商業系・工業系の3つ−3大地区−が区画の基本です。 ここでSimCityの3大地区の区画種類を見てみるとこうなる。 |
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一概には言えないのですが、SimCityのそれよりも種類が多いのは、アメリカ全体的に共通です。ちなみに工業地区に関して言えばどこも住宅に比べて種類は少ないですね。当然、住宅には特に市民が神経を使いますから、様々な種類の規制があって当然とも言えるでしょう。 その代わりといちゃぁなんですがSimCityでは工業地区の建物の種類(グラフィック)は他のモノに比べて少ないようです。これは全シリーズ共通のようです。 SimCity3000でなされているような3段階(低・中・高)の区画種類に留めたのは、ユーザーインターフェース(使いやすさ)を考慮して他のモノと統一感を持たせるために工業地区を基本にしたのだと思われます。 それに大まかな密度の分け方が低・中・高でもあるからとも言えるかも知れませんが。 さて、この3大地区の実際の用途分けと区画種類はどうなっているのだろうか? 用途分けについては、日本でもアメリカでも同じように3大地区が基本です。他にも色々細かい指定をする事もありますが(港など)、これは法律によって異なります。日本では都市計画法に基づいた各種用途地域制の基本地区は住居系7種類、商業系2種類、工業系3種類となっておりますが、アメリカでは都市によって異なります。それは自治体の都市計画だからなんですが、日本でも都市ごとの個性が出せるように特別用途地域などの設定などができるようにはなっております。 |
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参考文献:「ゾーニングとマスタープラン」、「アメリカの都市開発」、「現代アメリカ都市計画」、「土地取引・利用・保有の基本方針」、「都市計画 利権の構図を超えて」、「任天堂シムシティー公式ガイドブック」 |
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