December 12, 1999 | ||||||||||||||
Vol.1 §0(Free) | ||||||||||||||
町長決まる!
当選されたのはジム=ストービアさん(51)。 着実に票を集めていき、元官僚マシック=サクォス氏の追撃を交わしてトップ当選されました。大手ソフトウェア会社会長ツィーゲ=マークロー氏は好調な出だしを切りましたが、中盤で票が伸びず、振るいませんでした。アイドルのリーナ=ターマスさんは健闘したものの爆発力に欠け、4位という結果になりました。 また、総統票数は80票で、前回から2割ダウン。 |
||||||||||||||
【町長選 選挙結果】
|
||||||||||||||
当選されたジム=ストービア新町長のコメント 「いや〜、まさか当選するとは思っていませんでしたよ。こんな私を応援してくださった方々に感謝いたします。会社では失敗してしまいましたが、この経験を生かして町政を行っていきたいと思います。」 なお、今回から導入された白紙投票は全体の15%を占め、各候補者間も思ったほどの得票差がつかなかった事からもこれといった候補がいなかったという民意がうかがえる。とはいっても町長になった以上はこの結果を謙虚に受けとめ、魅力ある町政を行って欲しい。 [記事]ナサムク=モリノ |
||||||||||||||
町長選結果分析 今回の結果には少々驚いている。というのも私の予想ではサクォス氏とマークロー氏との一騎打ちになると予想していたからだ。こんな予想の外れるような私だが、仕事は仕事なのでこうなった結果を分析していこうと思う。 各候補者の投票数の変化を見てみよう。 まずわかるのが、当選したストービア氏が安定して票を稼いでいたことだ。まるで彼の性格を表しているようでなかなか面白い。 スタートの良かったマークロー氏は中盤に入ったとたんに票が伸びなくなり、終わってみれば3位という本人も不本意な結果に終わった。ちょうどこの頃起こった氏の持つ慈善財団の株取得疑惑の影響があったのかもしれない。 サクォス氏は順調な伸びを見せたものの、インパクトに欠けるためか選挙戦序盤に投票を集めることができなかったのが痛いところだ。一見固そうな印象を与えるとこうなってしまうケースが多いだけに残念だ。 ターマス氏は予想外の健闘を見せたと思うが、やはり年齢が若すぎて「小娘」的な感覚を受けた方が多いのかもしれない。しかし、これまでの概念を壊したいという思いが彼女の投票数を上げたのも事実だ。 そもそも、ストービア氏は企業の管理職を解雇されるぐらい管理能力に疑問があるというのに、都市の最高責任者になるというのはどうか、という事を考えた方も結構多かったようにも思う。しかし、コメントを見てみるとそんなことはさておき、という方が多かったようである。それはやはり既存のスタイルには満足していないという思いと、苦労人にかけてみようという思いがあるのだろう。 しかし、その不信感が投票をダントツにできなかった理由でもあると思われる。今後の町政の行方いかんによっては辞任要求が出てくる恐れもある。 投票時の氏への代表的なコメントは以下に掲載する
[記事]ハインツ=アスゴノン(本誌論説委員) |
||||||||||||||
疑惑の残る土地選定協議(読者投稿) 第一回の投票で開発する土地を選んだわけだが、それをなぜ一部の人間達によって協議され、我々にはその協議内容しか知らせてくれないのか疑問に思う。どうせなら候補地を直接選択できる方がよかった。 (32歳、♂) |
||||||||||||||
Printed by NaPOT |