都市シミュレーションを利用した学問を考える
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SimLabo Q&A  都市シミュレーション学研究会「SimLabo」
 ・・・とはいうもののよくわからない人のために


Q1 都市シミュレーション学ってなんですか?
Q2 どんな会なんでしょうか?また、何やってるんでしょうか?
Q3 誰でも参加できるのでしょうか?
Q4 シムシティの研究をするということでしょうか?
Q5 シムシティはそんなに優れているのでしょうか?
Q6 会員がHPを作っていくのでしょうか?
Q7 会員になるのには何が必要でしょうか?
Q8 会員になると大変でしょうか?
Q9 どんな人が会員にいるのでしょうか?
Q10 ネットだけの参加でいいのでしょうか?
Q11 会費がいらないって本当ですか?
Q12 SimLaboは一体どういう意味なのでしょう?
Q13 ぶっちゃけた話、予算はどれぐらいなのでしょうか?



都市シミュレーション学ってなんですか?
都市シミュレーションを研究し、実際に利用出来るようにすることを目的とした学問です。これから確立しようと(勝手に)思っているものであり、既存の学問ではありません。また、今のところどこかの大学で研究されている、といった類の物でもありません。
 都市という非常に複合的で複雑的な物を、高度に発達した「コンピュータシミュレーション」という技術を用いることによって、様々な問題解決・将来決定の一つの手段として用いるようになればいいと思っています。また、その他様々な利用方法がないかも模索しております。対象はあくまでも都市全体のため、各部門のシミュレーションを統合していくことも研究範囲となっていくことが想定されています。
 当研究会では現在、「教育的利用」に最も重きを置いて研究しております。
 


どんな会なんでしょうか?また、何やってるんでしょうか?
都市シミュレーションの可能性を研究したかったり、SimCityやって「数字だけ、見た目だけが都市じゃない」と思ったり、堅苦しく勉強したくなかったり(笑)した人が集まって、都市シミュレーションについて様々なアプローチでもって研究する会です。間違ってもゲームファンサイトではありません。いわゆる学術的(大学的とは違う)な研究会に近いのですが、実態はそこまで固いものではありません(固くできません!)。SimCityを通じて様々な人が都市についての意見を交わしあう「シムコミュニティー」と考えてもらった方がいいのかもしれません。
 活動内容はほとんどネットを通じて行われますが、時にはネット以外の活動も出てくるかと思います。しかし、基本はネットによる意見交換(チャットなど)、HPの更新、新たなコンテンツの開発などを現状では行っております。将来的には統合的都市シミュレーションソフト開発などもできるようになればいいな、とも思っておりますが、遠い話です。
 


誰でも参加できるのでしょうか?
はい、もちろん参加できます。というかぜひ参加してください。
研究会というのは、興味のある人、もしくはその手の研究をしている人が集まるのですが、この研究会は、「都市」という非常に多くの「要素」が絡み合ったものを研究するので色んな人に参加してもらってます。その為、「都市について研究している」人ばかりではなく、都市・まち・村など現実の世界に住んでいる人ならどなたでも参加可能です。どなたでも「まち」に住んでいる人は「プロ」ですから。また、当研究会はそういった所を大事にしていきたいと思っております。
 ただ、霧の中を歩くようなものなので、参加には積極性と多少の覚悟が必要です。
  


シムシティ(SimCity)の研究をするということでしょうか?
いいえ、SimCityは良くできた都市シミュレーションソフトであるために研究対象としているわけで、必ずしもSimCityに限定した、ということはありません。現状ではまだSimCityの研究ぐらいしかできないために(研究会の規模としても)SimCityを研究対象としているわけです。その為、実際に都市に使われるシミュレーションなども時が進めば研究していくことになると思います。また、都市シミュレーションと言われて真っ先に思いつくのがSimCityであるから、それ以降に作られる物が避けて通れない物であるとも思うからです。
 都市シミュレーションの一モデルとしてSimCityを研究するほかに、SimCityを教育に利用できるのではないか、という研究が現在行われております。


シムシティはそんなに優れているのでしょうか?
目が飛び出るほどではありませんが、たかがゲーム、されどゲーム、といったソフトです。(さまざまな専門的な立場から見ると)都市を表現するシミュレーションとしては物足りない点は多々ありますが、これだけわかりやすく使い易いソフトはなかなかありませんし、何よりも楽しい。近年浮上してきた「まちづくり」という現象に絡ませると、この点はなかなか見過ごせないと思います。また、従来一部の人たちしか参加しないという物だったまちづくりをよりいっそう身近な物にする、という点でも評価できると思います。SimCityが持つ社会教育性なども目が引かれます。
 [⇒SimCityである理由のイメージ]
 また、都市は人々の生活によって生まれるものであることを考えれば、これからの時代は従来のように各専門かが別々に関わるのではなく、都市を広い視野で見、関わることが重要となります。その為の架け橋としても興味深い存在です。有名な建築家が建てた公園も、ガラの悪い人達が集まるようになって近寄れなくなったら公園じゃないですよね。
 


会員がHPを作っていくのでしょうか?
現在、会員を代表してHPをtkiyotoが作っておりますが、会員から自らこういうのが作りたいという申し出があれば会で検討して作り、公開します。また、会員が自ら編集してもらうことも出来ますが、最終的にHPの統一感を調整して公開するという流れになります。
 これまでのコンテンツは以前会議で検討され、公開されたものと、tkiyotoが論文を書いてからテスト的に行っている物などが内包されています。
 


会員になるのには何が必要でしょうか?
情熱です(笑)。まちづくり、都市、シミュレーション教育、都市シミュレーションなど様々な興味分野があるかと思いますが、別にそういうことがなくても「おもしろそうだな」とか「なんで自分の街はこんなに住みにくいのか」とかちょっとした軽い動機さえあればどなたにも参加する権利があります。但し、常識を守れる方にお願いしたいです。
 インターネットが出来る環境と、自分のメールアドレス(無料のででかまいません)があれば毛の生えない子供でも、毛のなくなった大人だろうがどなたでも参加可能です。できればSimCity 3000を持っていれば話が進めやすいですが、必ず必要なものというわけでもありません(恐らく)。しかし、SimCityのプレイ経験がないのはちょっとつらい気もします。
 研究に必要な道具は今のところそれだけで十分かと思います。自分のパソコンを持ってなくてもかまいませんが、メールだけは確認するようにしてください。また、多少の文を書けるだけのスキルがあればなお望ましいです。
 


会員になると大変でしょうか?
それはもう、人によりますが、本業に支障をきたすことはありませんし、それは自分で調整してください。基本的に強制することはありませんが、最低限会員になってやって欲しいことは、会報(SimLaboニュース)を見ること、会議に参加することだけです。その時々に行われるアンケートにも協力してもらいたいです。
 会が進んでいけば「何言ってんだろ?」と思うことも多いかと思いますが、出来るだけ多くの人に触れてもらうためにも、素人だろうと素人の意見として堂々といってください。シミュレーションをどうとか、難しい話だからほっとこ、というのではなく、わからないことはどんどん聞いていただければ(自分のためにも)いいことだと思います。わざわざSimCityにこだわっているのも一部の専門的な人しか参加出来ないものにしてしまわないためでもあるのです。
 ただし、SimLaboはメールマガジンでもファンクラブでもないので、入会したから何もしなくていいではさすがに困ります。会員だからといって情報が提示されると言った学術系サイトによくある特典はありませんので、そういう方がおられたら「メルマガ作れ!」などと言ってくれた方がお互いに徳だと思われます。
 


どんな人が会員にいるのでしょうか?
色んな人がいます。中には幽霊会員もいますが、中学生、高校生、大学生、専門学校生などだけではなく、会社勤めの人、大学教員など様々です。無職の人もいます。この先は役所の人や議員の人に参加してもらえるようにも努力したいと思います。
 色んな人がいますが、「メールがわかりません」という人はさすがにいません。
 


ネットだけの参加でいいのでしょうか?
現在、オフラインで研究会を開催する場所もないので全然かまいません。もちろん、何かのイベントなどに参加することになったら近隣の方の協力をお願いすることもありますが(っていうのかあるのか?)、基本的にありません。逆に言うとネットだけなので、様々な方法を考えながらやっていかないとツライので、ご提案などお待ちしております。
 


会費がいらないって本当ですか?
大マジです。会費があるとどうしても経済的にゆとりがないと厳しいし、入りづらい。会というのは運営費が必要になりますが、今の所必要な人数でもありませんし、ネットで事を済ますわけですから以外といりません。どなたでも参加できると言っておいて貧乏人が参加できないようでは困りますしね。
 会員が今の10倍ぐらいになったら必要になるかもしれません。が、そんなことはまったく考えておりませんのでご安心を。サイト運営などは私費で行われております。
 


SimLaboは一体どういう意味なのでしょう?
基本的にあんまり考えてなかったりします。SimはSimulation・・・City(その間は考えてない)のSimで、さりげなくSimCityのSimでもあります。LaboはLaboratoryの略で、基本的にはLab.と略すのが普通ですが、そうするとズバリ「読みづらい・読みにくい」ので日本語的な語幹を大事にし「シムラボ」と読めるようにしました(Lab.でもラボと読むんですが)。
 


ぶっちゃけた話、予算はどれぐらいなのでしょうか?
予算はありません。一昔前は大学からチョロまかしてましたが(もちろん冗談ですが)、会員が大学を卒業したらお金はでません。ソフトや資料はその時に買ったものです。今後は(あまり使うことがありませんが)、拾って収得した1万円札1枚で頑張っていく予定です(違法ではありません)。
 また、このHPスペースはtkiyotoの私費によって維持されています。研究会ともども「ぜひ支援したい」という方がでられることを勝手に祈ってます。自己でお金を捻出できる仕組みになるには遠い話です。また、Amazonのアソシエイトプログラムにより、若干の収入を見込んでいます(子どもの小遣いより少ないですが)。
 



Last Update:2003/7/22

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